今回は、基準電圧回路を設計します。
色々と調べた結果、Band-Gap Reference(BGR)と呼ばれる回路があって、比較的設計しやすそうだったので使ってみます。
詳しくはアナログデバイセズの技術記事がヒットすると思いますので、そちらをご参照ください。
基準電圧回路(Band-Gap Reference)を作ってみる
図1
設計した回路は、図1のようになりました。
本当は2つのトランジスタ性能が揃っていることが望ましく、例えば2個入りの素子を使った方が良いのです。
しかし今は無いので、独立して2個のトランジスタを置いています。
また0Ω抵抗は、後々で出力電圧を微調整できるようにパターンを作っておくために入れています。
なのでシミュレーションにはほぼ関係ありません。
R1側にも入れておけばよかった感。
図2
出力結果もなにもないのですが、一応図2のようになりました。
目標の2.5Vよりも10mV弱小さいくらいです。OK。
おわりに
これで基準電圧回路を設計できたので、次回は誤差増幅器を設計してすべてを合体させようと思います。
今回はここまで。
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※この記事は別ブログで筆者が掲載していたものをこちらに引っ越し、改訂したものです。(元ブログの記事は削除済み)
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