※この記事は筆者が別ブログで掲載していたものをこちらに引っ越し、改訂したものです。(元ブログの記事は削除済み)
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型番の構造は以下のようになっています。
1項目:数字
2項目:文字
3項目:文字
4項目:数字
5項目:文字
例えば、ローム社の2SC2412Kならば、以下のように分解されます。
1項目:2
2項目:S
3項目:C
4項目:2412
5項目:K
1項目の数字は、電気的な接続数 n から 1 引いた数を表しています。ダイオードなら端子は2つなので、この項は 1 となり、トランジスタやFETなら端子は3つなので、この項は 2 となります。
2項目の文字は大文字のSで、半導体デバイスの意味です。つまり、"S"emiconductorですね。
3項目の文字は、その機能や構造を表しています。ダイオードの場合は1SSや1SR、トランジスタの場合は2SAとか2SCという型番をよく見かけるのではないでしょうか。
*代表的なもの
A:pnp型高周波トランジスタ
C:npn型高周波トランジスタ
F:Pゲート制御整流素子(サイリスタ)
G:Nゲート制御整流素子(サイリスタ)
R:整流ダイオード
S:信号ダイオード
Z:定電圧ダイオード
4項目はJEITAへの登録番号です。5項目は基本的に、改良型を表していて、Aから順に変更したものを区別するときに使います。
…とまぁこんな感じでしょうか。他にもJEDEC型番という米国規格の部品もあるらしいので、これだけで大丈夫ってわけじゃないですけど。笑
実際はトランジスタでこの型番をよく見ると思うので、3項目のアルファベットでnpn/pnp、低周波/高周波用が分かれば良さそうですね。
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